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個人向けのデジタル放送授業

優秀な講師は、方法論と同時に、これを鼓舞するのが、非常に上手です。わからせ(得点力をつけ)、燃えさせる。これが、代ゼミの真骨頂です。他校へ移籍し、その後はタレント活動に重きを置かれていますが、「金ピカ先生」こと佐藤忠志先生に触れ、英語の偏差値が急上昇した、という生徒は跡を絶たなかったのです。たしかに、有名講師をゴボウ抜きされた時期はありましたが、代ゼミには、続々とそれを上回るスターを登場させる、つまり、プロの予備校講師を育てる土壌があるのです。つぎに、代ゼミの変わりつつある部分について。衛星授業(サテライン)の展開だけでなく、個人向けのデジタル放送授業を手掛けていることは、先にも述べましたが、代ゼミは、このように、個別のニーズにも対応する、さまざまなシステムを導入しています。

理科に対する興味

まんがというと、拒否反応を示す父母の方が多いと思うが、けっこう役に立つ学習まんがもあるということを知ってもらいたい。長い受験生活を乗り切るには、適当な小休止をとる必要があるが、そんな時、気楽に読める学習まんがは最適だ。まず理科について話を進めていくことにしよう。まんがだからといって軽く考えると、大変損をしてしまう。例えば「宇宙のひみつ」(学習研究社)という学習まんがには、中学入試だけでなく、高校入試に出てきそうな項目がいっぱいだ。このシリーズは小学生を主な対象としているようだが、内容的には中学生が読んでもためになることが、たくさん出ている。「日食や月食はなぜ起こるのだろう」という疑問にも、まんがでわかりやすく、すぐ答えてくれる。易しく書かれていても、内容は中学生でも十分なものなので、受験生にも大いに役立つ。楽しみながら勉強ができるので、まさに一挙両得だ。まんがだからこそ、理科の様々な生きた現象がよくわかるといえるのかもしれない。これらのまんがには、豊富なイラストや写真で詳しい説明も出ているので、ミニ図鑑、ミ二百科としても使え、とても便利である。生きた秤芒の知識が知らず知らず身につき、理科に対する興味が出てくることだろう。

公立校全体の教育レベルを押し上げる力に

予備校では、学力別クラス編成プラス少人数クラスなら、効果がさらに上がります。しかし、「少人数クラス」の定義は難しい。一クラス何人以下を少人数制と呼ぶのでしょうか。私の経験から言えば、二十五人以下、できれば二十人未満が理想です。でも、公立とくに高校では、そう簡単にはいかないかもしれません。少人数クラスにすることの利点は、子供たちの理解度にバラツキがなくなるだけでなく、先生が個別の進行度合いも把握できるようになるのです。何よりも、子供たちの授業に対する集中力が高まり、学習意欲も増す効果があります。私の予備校が導入した学力別クラス編成プラス少人数クラスは、教える先生にとっても、教えがいがあることです。すなわち、子供たちの集中力や意欲が、先生の方にもはね返り、教える技術を磨く意欲をかき立てるところがいいのです。公立高校でもこのシステムが採用されれば、教師が教える技術を磨くことに生き甲斐と喜びを感じるようになり、公立校全体の教育レベルを押し上げる力になるのです。